オハマのおはなし、第26話は大好きな祖父が入院することになり、母の田舎の福島県に急遽行くことになった話です。
流産直後に引っ越ししたら完全に精神状態が悪化…。
祖父の入院にて福島県に駆けつけました
この頃、福島に住む祖父の体調が悪くなり入院をしてしまいました。
容態もあまり良くなかったので、会いに行くことになりました。私自身もボロボロでしたが、そんなことも言ってられない状況で新幹線に乗ってお見舞いに行きました。
お見舞いに行った時、祖父の状態は管だらけで酸素マスクをつけて意識もありませんでした。そのことが受け入れられなくて、泣いたことだけは覚えています。
祖父の状態が良くないことはすぐにわかりました。しばらく福島県に滞在し様子をみました。私も体調が悪化して胃腸にダイレクトにきてしまい、下痢も続きトイレにこもることも多かったです。
でも、祖父がそんな状況だったので私も体調が悪いなんて言えなかったので、必死に耐えました。
東京へ帰還
1週間ほど福島に滞在し、奇跡的に祖父の体調が安定してきたので東京に帰りました。どうやって帰ったかどうしても思い出せません…。
祖父の入院がきっかけで「死」について考えることが多くなってしまいました。
祖父の生きるか死ぬかの状態を目の当たりにしたことで、私のうつ状態にスイッチが入ってしまったようでした。
日中家にいると、祖父が苦しんでいるのなら私が代わってあげたいと思うことが増えました。大好きな祖父だから余計にその気持ちが強かったんだと思います。
夫は仕事で自宅には不在。私は仕事もしていなかったので、時間はいくらでもある。1日中そういうことばかりが頭の中でぐるぐるしていました。
でも、自分が精神状態がおかしい?とはあまり思っていなくて、自分の状態を夫や家族、友人に話すことはありませんでした。